さすが

さすが
I
さすが【刺刀】
(1)腰に差す短刀。 腰刀。

「六郎殿の~は蝦夷(エゾ)の突き折れ/田植草紙」

(2)細工用の小刀。
II
さすが【刺鉄】
鉸具(カコ)についている, 釘(クギ)形の止め金。 鐙(アブミ)や革帯の金具として用いた。
III
さすが【流石】
※一※ (副)
(1)(先行の内容を認めながらも, それと矛盾することをいうのに用いて)そうはいうもののやはり。 とはいうもののしかし。

「離れていても, ~心は通じている」

(2)(以前から考えられていた内容を肯定し強調するために用いて)予想どおりに。 期待にたがわず。

「~千両役者だ」

(3)(「さすがの…も」の形で)定評のある。 あれほどの。 さしもの。

「~の名選手も年齢には勝てない」

※二※ (形動ナリ)
先行の内容をそのまま肯定するわけにはいかない状態を表す。 そうもいかない。 そうとばかりいえない。

「あはじともいはざりける女の, ~なりける(=ソウカトイッテ会ウワケデモナイ女)がもとにいひやりける/伊勢 25」「心憂しと思へど, かく思し出でたるも~にて(=困ッタトハイッテモ思イ出シテクレタノモウレシクテ)/源氏(夕顔)」

〔副詞「さ」, サ変動詞「ず」, 接続助詞「がに」が熟合した「さすがに」から「に」が脱落したもの。 「さすがに」は平安時代以後, 上代語「しかすがに」にとってかわったもので, 本来副詞であるが, 「に」を活用語尾として形容動詞としても用いられるとともに, 「に」を脱落することもあった。 ※一■(1)が原義であるが, 中世以降■一※(2)の意でも用いられた。 「流石」は中世以降の当て字で, 晋の孫楚の「枕流漱石」についての故事を, さすがにうまいこじつけだとしたところからといわれる〕

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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